「感染症予防研修会を開催しました」
我が国では、東日本大震災以降も、さらなる災害の発生による環境衛生、公衆衛生に対する二次的な影響が強く懸念されております。また、鳥インフルエンザ、豚流行性下痢、さらに、セアカゴケグモ、ダニ、ヒトスジシマカが媒介する新たな感染症等、これらへの迅速かつ適切な対応が急がれております。
このように私達を取り巻く環境が急激に変化する中にあって、我が国におけるPCOの果たす役割や責任が以前にも増して非常に重要となってまいります。
当協会では、県内における家畜伝染病の現状、伝染病が発生した際の具体的な対応方法と標準装備等にかかる知識の習得と技術の研鑽を図り、地域社会からの緊急要請に迅速に対応していくことを目的に、平成26年12月2日、仙台市青葉区のフォレスト仙台において感染症予防研修会を開催いたしました。
当日は、私共が常日頃ご指導をいただいております、宮城県農林水産部、畜産課 高森広典技術主査様より「宮城県内における家畜伝染病の発生現状等について」、(一社)千葉県ペストコトンロ-ル協会会長松尾博之様より、「鳥インフルエンザ後方支援における具体的な対応状況について」、当協会賛助会員である環境機器 株式会社 営業開発部チ-フ技術コンサルタント菅野格朗様より、「緊急時における感染症対策標準装備等について」それぞれご講義をいただき、28名の受講者には最後まで熱心に聴講いただきました。
当協会では、今後も本研修会を継続して開催し、さらなる知識の習得と技術力の向上を図りながら、感染症予防対策に会員が一丸となって取り組んでまいります。